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この天を回らすために。。。大津島(6)

続きです。

生きて帰らないための訓練場所。などと、文字に起こすと、いかにも不穏さを纏ってしまいます。
この島で暮らすということは、果たして地獄で暮らすことと同義的なものだったのでしょうか?
はたまた、天を回らし、将来の日本の希望を得ることだったのでしょうか?

きっどには、答えは出せませんでした。
ただ、搭乗員の生の声を聴けるのは現在ここだけですので、想いを巡らせる事はできました。

さて、極力、私情と先入観に惑わされないよう努めましたが、ひとつだけ、当時を生きたある方の記録に心動きましたので、あえてここに記して終わりたいと思います。

そのある方とは、当時徳山市街にあった料亭の仲居さんであった「お重さん」という方です。
この料亭は軍や政府要人の御用達でしたが、回天搭乗員も足を運んでいて、お重さんこと、倉重アサ子さんのことを母親のように慕っていたといわれます。
搭乗員が出撃のため遺した遺筆には、彼女にあてたものも多かったそうですので、その存在がいかに慕われていたかが分かります。
搭乗員の年齢分布は、17歳から27歳。当時40歳前後の倉重さんは、搭乗員の、実際の母親と同じ雰囲気を纏っていたに違いありません。振る舞いも、搭乗員の母親達を代表するような、素敵な方だったのではないでしょうか。

こういう方の存在のおかげで、ふと、つらいことを乗り越えられたりします。
守るべきものを手放さなかったりできるものです。

回天記念館の玄関前には、彼女を偲んで、枝垂桜が植樹されました。(二代目だそうです)
季節には、桜の花が、搭乗員の銘碑に降り注ぐそうです。

本当に駆け足でしたが、探訪を終え、昼食時には徳山へ到着。米子への帰路に付きました。
いろいろ見残したこと、また、回天にまつわる基地で他にも見学できる場所もあるそうですので、機会を見計らって今後も探訪したいと思います。

一応の終わりといたします。

~記事をまとめるなかで~
話は少し変わってしまいますが、ごく最近、「お母さん食堂」という、とある企業戦略が、ジェンダー差別を助長させるとして、活動グループがネーミングの変更を訴えたことが話題になりました。 →yahooニュース
きっどは、仕事上のルーティンから、当然のごとく家事全般を担っておりますので、このグループの主張については、理解はしますが、その解釈を深めるにつれ、得心することはできませんでした。
活動家の皆さん。どうか我々から、母親を奪わないで下さい。
男だろうと、女だろうと、産みだろうと、育てだろうと母親は母親です。
ただ、その母親とは、どんな人間がなれるわけでも、呼ばれるわけでもありません。
お重さんのような方は、当時、様々な場所におられ、様々な「母」として人生をお過ごしになられました。
もしこの問題に深く取り組まれるなら、ぜひ、戦争遺跡へも足をお運びください。よろしくお願いします。

↓記事引用や、参考。 また、最新の情報は以下からも

回天記念館HP
回天;ウィキペディア
出口のない海;ウィキペディア ←海老蔵主演の映画 記念館内に撮影に使われた回天のセットがある。
大津島について;周南市観光交流課
徳山観光;周南観光コンベンション協会
倉重アサ子さん;ウィキベテア
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