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牛窓にホキ現る!(4)

続きです。

ホキ収蔵作品は総じて大作ですので、総展示数にやや少なさを感じましたが、地域のテナント美術館とは思えないデラックスな展示空間だと思いました。
野田弘志先生の「聖なるもの」を再見できたのは大変うれしく、また、生島浩先生の女性像は、何度見ても心が潤います。

さて、言い方にどうしても語弊がでますが、絵描きのきっどとして超写実絵画は、何ら参考になるものではありません。
そもそも「超絶」しているのですから、きっどのような3流がなにかできるものでもありません。できるとしたら、その絵の像が現実に存在してるものとして再認識するくらいでしょうか。
そうなんです。。巨匠の絵は、絵ではなく、すでに存在してしまっているとしか思えない時があります。。。
美術センス。。。とか、対象のバックボーン。。。とか、あらゆる人的ノイズを排して、存在のリアルに迫るのが超写実リアリズム(野田弘志先生の著作などから)と解していますので、それの究極例が、存在を再構築してしまったこのような作品。。。ということだと思います。
それでは、何を味わいにゆくのか。。。
例えるのは難しいですが、宝石や、伝統工芸品にあるような至宝の持つオーラを浴びてうっとりしたいから。に近いと思います。
「(野田弘志先生曰く)存在そのものが奇跡」 だからこそ、そこから何か味わいたいなんて、人間は本当にすばらしい。。。

そして、うっとりしたきっどがいつも胸に誓うのが、「リアリズムなど求道してはいけない。山陰の魅力を伝えるのが自分の果たすべき画道であり、そのためにかけるバイアスパワーを、もっと磨かなければ。。。」ということです。
なんか反しますが、自分が美しいと思うものに正直であれ、という気持ちに、すべてを注ぎたいと確認できるのです。

さあ、大変満足いたしました。
ブルーラインに乗って、所用を果たしにゆきます。

オカルト好きにとって見逃せないスポットもあったのですが
グリーンファーム

それらを含めて牛窓観光は、次の機会となりましょう。

終わります。

瀬戸内市立美術館からの眺め
美術館からの眺め

追伸。強風で愛車のルーフキャリアのすべり止めが ほげた。。。

↓美術館の案内はこちらでも
瀬戸内市立美術館の案内 :瀬戸内市HP
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