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きっど、地元に内緒で宍粟市に惚れる。(6)

続きです。なんとか終わらせます。

米子に帰ってほどなく、一通の葉書が届きました。 一読したきっどは絶句しました。
宍粟市美術展で大きな賞を受賞したという知らせ。 ならびに展覧会最終日の表彰式への招待でした(@゚Д゚)

「うれしい。。。。でも素直に喜べない。。。。。」

本来的には、宍粟市民のお祭りです。水を差したのではないだろうか。。。。
米子美術展に貢献してないのに、県外で栄誉を拝受したというのもいかがか。。。。。

きっどの蚤の心臓は、困惑しきりです。当座は地元に内緒で、今後メッセンジャーとなるべく日に備え、カードとして持つしか無いと思いました。

あっというまに、10月下旬、宍粟市美術展開催。11月初旬最終日を向え、きっどは宍粟市に向いました。
まずは、第三次赤西渓谷取材。宍粟中心部の最上山公園の紅葉祭りは11月下旬ですから、ここもまだ、本格的紅葉ではありません。が、色彩はいよいよ中秋。下絵の推敲を行いますが、取材としてはこれが最後になりそうでした。
午後も遅く、きっどは防災センター内 美術展会場に居りました。
表彰式開始までの空き時間で、初めての宍粟市美術展を拝見しました。
再び絶句しました。地方美術展とは思えないレベルの高さでした。
何気ない日常の景色の中の明るい色調、木々や水面の表情。参考となる風景画も多く、そして、まるで美大で学ばれたかのようなハイセンスの人物画。
よくもまあ。。。こんなハイレベルの中で戦ったものです。。。
自分を褒めるなら今でしょう。

表彰式では、ちんまり座って過ごしました。しかしながら、主催の言葉には襟を正しました。市長を初め、自治体、文化団体、知識人、社会奉仕クラブの身を切る協力を知りました。 
米子で、なぜか滅ぶ気配のない文化無駄宣言を重ねる議員達(本当に居るのです。それを支える市民も・・・)に見せてやりたい。。。そして言いたい。文化とはこのように育てるものですよ。。。と。

宍粟市美術展は無事終わりました。作品撤収に再び展示会場に戻ります。
「おつかれさま。」「すばらしいですね。」 参加した皆さんが温かく声をかけてくれました。
「どんな筆をお使いですか?」 あのハイセンスな人物画を描いた。。しかもお若く美人。の女流作家さんもお声がけくださいました。
しどろもどろの対応お許し下さい。「きっとまた会場でご一緒しましょう。」それしかはっきり言えませんでした(ノω`*)
良かった。皆さん温かい方々でした。すばらしい展覧会でした。
いつか、赤西の絵をお見せしに、再び訪れることを誓うのでした。

終わります。

宍粟市の観光案内がやりきれなかったのが残念です。
きっどが周った観光地をリンクします。再訪の記事で必ず記載いたします!

→波賀城 ウィキペディア
復元の二層櫓から見るパノラマ凄い!車で山頂。そこから、少しだけ尾根をアップダウンし本丸へ。

→最上山もみじ公園 しそう森林観光協会
酒蔵通りがふもとに。とぐろを巻くように上へ伸びてゆく丘陵公園で、これがぜんぶ紅葉したらきっと圧巻!ふもとの弁天池はパワスポ!

→音水渓谷 音水湖 ウィキペディア
前述したように、渓谷は南下ルートでは案内無し。入り口細く、集落を抜けてゆくので注意。湖はカヌー遊びがたのしそう。

揖保川
因幡街道に沿う。アユ友釣り発祥の看板有り。山崎の岸辺から豊かな清流を眺めれば、気分は黒田官兵衛。
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きっど、地元に内緒で宍粟市に惚れる。(5)

続きです。

日本酒発祥の地と名乗りをあげている地はいくつかあり、わが山陰島根県もその一つです。
なんたって、ヤマタノオロチが飲んだもん!はもっともなのですが、実際出雲杜氏の酒は本当においしいのです。
宍粟市は「播磨国風土記」からの根拠だそうですが(だから、スクナヒコナの粟島神社の摂社が??)、いずれにせよ古事記・日本書紀編纂の時代です。途方もない伝統によだれが出ます(日本語おかしい)。
さっそく、町家カフェ「さんしょう」でお茶。よく古民家リノベで近代化させたりしますが、ここは住空間がしっかり残っていてほっとします。お酒の販売もあり、まずは「山陽盃酒造」の主力「播州一献・大吟醸」をゲットします。
通りに戻ると、ほぼ目の前にも老舗「老松酒造」が。早速のれんをくぐると、上品なカウンター越しに試飲販売。しまった!車だ。
代表酒「老松」に手が伸びますが、ふとみると「ひやおろし」が!!これは迷う!!
ええい!また来るさ!「ひやおろし」ゲット~! 店を出ると、大きくて、ゆったりした構えの古民家の連なりのなか、秋の夕暮れが迫っていました。
本日の予算を使い果たしたので、旅館の夕食はスーパーの買出し。 侮るなかれ最近の惣菜は高レベルです。迷わず秋刀魚の塩焼をメインメニューに、本陣料理のようなしつらえになりました。
なにはともあれ、宿で老松「ひやおろし」を開けてしまいます。秋刀魚の塩味をこれで喉に流して。。。
「ひゃあ!うめえ!」肴の味わいをコクが運んで行きます。
揖保川、播磨の歴史がはぐくんだ名酒たち。黒田官兵衛はどんなお酒をめしあがったのでしょうか。

翌日は、早くから赤西渓谷にむけ出立。 途中の道の駅「みなみ波賀」がまた絶妙な場所にありましたので寄ります。
焼きたてパンや、地元食材などまたまたきっどを誘惑しますが、耐え切れずゲットしたのは「はちみつ」
しかも百花でなく「卯の花」の単花!宍粟市は蜂蜜も良い物手に入る~o(≧▽≦)o

赤西では、本格的にスケッチポイントを絞り込み、現場エスキースを取りながら下絵に取り掛かる準備に入ります。
ロケハンは夏でしたが、今は秋となっています。やや、木々の緑が鈍りましたが、紅葉はまだのようでした。
次回、展示会に顔を出す為、またここを訪れるチャンスがあります。きっと年内最後の現場確認になりますので、それまでにある程度タブローを進めておかなくてはいけません。今日の第二次スケッチが、完成品のポテンシャルに関わります。
エスキースを取りながら、改めてこの眺めに惚れ惚れします。水と、木々と、花崗岩の色彩調和で渓谷が蒼い流れに見えます。
上手く表現できるかナ。。。?
全霊を込めて、この景色を身体に刻み込みます。これから3ヶ月の間、この作品に取り組んでゆきます。

続きます。

現在の制作状況チラ見せ。光陽展 東京本展でお披露目いたします。
赤西渓谷 本制作

リンクをすっかりサボりました。 宍粟の魅力をぜひ御感じ下さい。

→ 老松酒造
→ 山陽盃酒造
→ 道の駅 波賀・みなみ波賀 宍粟メイプル(株)

きっど、地元に内緒で宍粟市に惚れる。(4)

続きです。

地元米子市の美術展に出品していない。。。。

米子の作家であり、種々文化振興事業のお手伝いをさせていただいている身には、少々言い訳に窮します。
ですが、以前ちょこっとブログに触れた件、ならびに、ガチに描く時間がないのが正直なところです。
作品サイズや、期限などの条件があいまって、そこで無理をすると全国展出品すら危うくなる、ギリギリの創作量でやっているのです。
「代わりに、全国展で頑張ってきますので。。。。」と、ひたすら心の中で詫び続けるしかありません。
地域の文化団体が先細るなか、一人の作家の在り方が重く問われる時代になりました。

宍粟市美術展の参加には、よいタイミングが重なったともいえます。時期も、出品サイズも、個人的な負担は抑えられます。
なにより、県外交流のきっかけになれば、なによりの土地じゃないですか(≧∀≦)。

というわけで、宍粟市美術展は過去の未発表作を出すので手がかからず、思い切って申込みます。
10月中旬、宍粟市街の防災センターに、これの作品を運搬。展示開催は今月下旬から、ここで行なわれます。
一方、これから手がける赤西渓谷の絵は、横寸法 約2メートルを測る大作をもって、春の東京展に出品することとしました。
このサイズは現地で描けませんので、ロケハンをもとに、もう一度現地で取材したいと考えました。
なので、今回しっかり宿を取り、赤西への第二次取材に行けるようにします。

新天地での仕事の際には、必ず土地神さまにお参りします。
宍粟市山崎が中心街。 宿に行く前、山崎(を冠する)八幡宮に参拝しました。
参道中ごろには稲荷神社もあり、お参り。ただ、境内には出雲大社となぜか米子の粟島神社の社が。。。
えっ!?なんでなんで!?
摂社??由緒がイマイチ分かりません。
ただ、きっどとのご縁を固く結ぶような計らい。やはり今回の一連は、神様が導いてくれたようです。
ちやんと、鳥取の方角に向けしつらえた社殿に深くお参りし、全力を尽くすよう誓いました。

神社の近くで酒蔵が見えましたので、車を最上山公園に移し、歩いてそちらへ向います。
もしやもしや。地酒?(=゚ω゚)ノ
おおっ!なにか、古民家の立ち並ぶ、景観保存地区みたいなとこへ出た!
あっ!しかも酒蔵経営の古民家カフェがある!!ぜひ入ろう!!
こここそ、日本酒発祥の地「宍粟」;心臓部、酒蔵通りなのでした!

ああ、まだ続きます!

ミニ写真です。
宍粟市山崎 酒蔵通り


左;「老松酒造」 中;「町家カフェ さんしょう」 右;「山陽盃酒造」(普請中)
の堂々たる構え。

きっど、地元に内緒で宍粟市に惚れる。(3)

続きます。

まだ、散策エリアも中盤でしょうが、創作意欲がMAXになりましたので、パーキング状に作られた待避所に車を停めて歩きます。
川べりまで下りられる場所を探してスケッチをとります。鳥取ではあまり見られない青く光り輝く渓谷を堪能します。
花崗岩質からなる河床でしょうか、濡れても白さが映えていて、水量の豊かな淵などは、水面がエメラルド色をしています。
また、すばらしい場所を見つけてしまった。。。
アトリエでは、タブロー(本制作)を控えた風景作品が山積みになっているというのに。
ほんの3~400mの間にいくつもスケッチポイントを作ってしまい、気づけば太陽が射光でした。
「いけねえ、米子に帰れなくなる。」
あわてて国道まで戻り南下。宍粟市街はスルーし中国道で帰路に着きました。
ロケハン旅行でしたが、気持ちはすでに固まりました。これが来春の東京展にぶち込む風景となりそうです。

赤西という美景をみつけた喜びを吹聴しておりますと、米子から宍粟へ転勤した若者がいると教えてくれる方がおりました。(事情で、素性等は記載を控えます。)
画家が赤西を描いたという情報を(まだなんだけど。。。)提供してくださり、宍粟の若者のほうから連絡をいただきました。
「秋の宍粟市美術展で、ぜひ出品してください。」とのことで、出品書類も送られてきました。
市美術展は原則、市民ならびに市内勤務者に出品資格があります。ところが、近年美術人口の減少から参加人数が伸び悩み、米子などでも、意欲次第で地域を越え、出品できるよう変わってきました。
赤西の絵は間に合わないが、大山の絵なら出せるかも!

ですが、このとき一抹の戸惑いがありました。
なんたって、きっど自身、肝心の米子市美術展に出品していないじゃん。。。。( ̄д ̄;)

ミニ写真で本日終わります。
赤西渓谷第一次取材

続きます。

きっど、地元に内緒で宍粟市に惚れる。(2)

続きです。

道の駅の名は「はが」。国道沿いに細長く駐車場が造ってあり、立ち寄りやすい(^-^)。併設の食堂「楓の里」で、豊かな山の景色と共に、献立の主力を眺めてみました。
おお!自然薯と宍粟牛かあぁ!
ここはヘルシーに自然薯そばのセットを頂きます。
やまいもとろろは、鳥取産「ねばりっこ」などで、きっどもなじみの山の幸ですが、ここのとろろはそばに良く合う!主張は抑え目なぶん、そばが芳醇に~!すこし取り残しておいて、専用たれでも味わいました。おいしかった~。

ふと、カウンターを見上げますと、写真家による地域の名景が飾ってあります。
このチェックはロケハンでは欠かせません。ネットによる画像検索で十分じゃないか。という考えもありますが、あくまであれは他人のアルバム。ここのは作品。伝わる熱量が違いますし、地元ガイドがすぐそばにいるという利点は大きいのです。
そのうちの一枚の写真に目を奪われました。どこかの深い渓谷の朝まだきのようです。
「すみません。ここはどこの景色?」お店の厨房に声をかけました。
「ああ、ここは赤西(あかさいけいこく)ですよ。」
「すばらしい場所ですね!近いですか?」
「入り口はすぐそこですよ。」
実は、きっどはその案内を見過ごしていました。これはあとになって判るのですが、鳥取方面から来ると、この赤西や音水(渓谷)などの案内板が不明瞭なのです。特に音水は北上車線のみ案内板があります。いかにナビがあるとはいえ、鳥取県からの観光人口に、期待が薄いかを想像させます。

話がそれますが、鳥取県が推進するインバウンド誘致の事業とともに、米子市でもサイクリングロードなどの整備が進んでおり、ゆくゆくは県外にネットワークを展開したいはずです。
「ナショナルサイクルルート」とまで行くか判りませんが、トレッカーやサイクリストにいたるまで鳥取をアピールしたい場合、この宍粟市(山陽側)からのアプローチは俄然有力株になるはずですから、ここでの交流が薄いイメージがあることはよろしくないような気がします。
「来て欲しい!」気持ちがあるなら、こちらからも「出かけて」ゆかなければ、壁を穿つのは難しいと思うのです。

まあ、それは後になってからの気持ち。
早速お店の人に行き方を聞き、車を出します。地元ガイドに尋ねる最大のメリットは、自分の場合、目的に応じてどのくらいの時間で巡れるか具体的に聞けることです。
ほんの少しだけ道を戻りますと、引原川をまたぐ橋が集落の入り口になっており、そこに「赤西渓谷」の案内が。
橋を渡り、すぐ渓流沿いの細い道へと舵を切ります。
森林遊歩道も兼ねるらしく。慎重に。

やがて、水量も豊富で、岩々の表情が美しい渓谷に入りました。
「これはすばらしい!」
車窓から、ちらりとターコイズ。いや!エメラルドブルーの輝きが目に留まりました。

続きます。


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こんなブログですが、良いご縁がありますように。

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