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きっど、地元に内緒で宍粟市に惚れる。(1)

タイトルの「宍粟市」は、兵庫県中西部に位置します。
鳥取県の若桜町と接し、氷ノ山の麓あたりで国道29号線が県境を貫いています。
宍粟市は、市町村合併で広大な面積となり、兵庫県第二位の広さ。雄大な自然と、機能的な市街地、交通の要衝を有します。

きっどは、この「宍粟市」に、初めは特別な感情をもって訪れたわけではありませんでした。

山陰の風景を専門に描く作家であるきっどは、今年の夏、鳥取県国道29号沿いを南下しながら、題材の取材旅行に出かけました。
若桜町から戸倉峠を越えたら、いつの間にか宍粟市に入っていた。というものです。
それが、今年の秋には「宍粟市美術展」に、絵画を出品していようとは。。。
そして、大きい賞を拝受してしまうとは。。。

さすが、ご縁の地、山陰。

今回はこの顛末に触れながら、宍粟市の魅力も記したいと思います。

今年の7月、鳥取県東部、国道29号線を南下しながら、美景をいくつか取材していました。
キャンバスは広げない、所謂ロケハンで、あくまで次回作の候補地を絞り込む行程。渓谷などを次々巡っていました。
鳥取県も、まあ、わかりきったことではありますが、一生かけても描ききれない美景が眠っているものです。

氷ノ山の麓までやってきたとき、兵庫県境となる戸倉峠まであがってみることにしました。
街道の脇に綺麗な渓流があり、これをたどっても面白そうです。
また、さらに南下すれば、中国道山崎ICがあって、米子への帰路も楽そうでした。

峠は楽に越えてしまいました。前記事の国道182号も山地越えは楽ですが、ここもまた楽に山陽方面に出られると知り、旧街道への好奇心がむっくり顔をもたげます。
そうこうしているうち、前方にエメラルド色の広大な湖面が見えてきました。「音水湖」です。なんとすがすがしい湖面。車を進めると引原ダムを境に急峻な渓谷へと変貌してゆきます。
昼をとっくに過ぎ、お腹が減りましたので、ひとまず観光はお預け。食事ができるところを探します。

ほどなく、ほんとうに丁度良いタイミングで「道の駅」登場です。こういう丁度良さを味わえる街道は、えてして何度も通いたくなるものです。
観光地の質の良さや、現地の人々(計画に関わった方々)の気配りなど、いままで培った目に見えない良質の空気が、この絶妙さを生み出していると思っています。付け焼刃的な観光地や、思惑優先のドライブインなどが散見する街道は、どうもこの絶妙さにかけていると思うのです。
この時点で、すでにきっどは宍粟市が好きになっていました。全然知らなかったお隣はどんなところでしょうか?

続きます。

『新・風景論』を読んで。

『新・風景論-哲学的考察』 〈清水真木 著〉を読みました。

写真、絵画指南のための本でなく、文字ばかりの、しかも「哲学」という主眼から「風景」が書かれた本は珍しいかもと、読んでみました。

はあ~。。いやもう難しいのなんの。。。ヽ( ̄д ̄;)
きっどの理解力では、結局、内容を取りまとめることが出来ませんでした。。

ただ、哲学から見た風景の捉え方というものと、風景画作家から見た風景の捉え方との「齟齬」みたいなものを味わい、おつむに電気ショックをあたえるには格好だったかも知れません。

人がステレオタイプ的に考える「美しい風景」とは、そもそもの話、写真のない時代の絵画が先駆であったそうです。
風景探求の学者が出現し、風光明媚な土地へきて、わざわざ額縁越しに景色を見るような器具を用いて鑑賞したそうです。
その、「切り取る行為あって」の風景に、哲学者は異論を投じるのです。

額縁の中だけでまとまって、テーマ的に統一されたであろう見世物的な風景。で、まずくくりを設け、ではその枠を超えて風景を考えてみませんか?という論調には、その先にある「地平」(著者も、同語の表現を用いていましたが)に何が現れるのか・・・ロマンを感じずにはいられません。

さあ。読後のきっどに、なにか知的変革が生じましたでしょうか?

まあ、正直分かりません(○゚ω゚)

きっどは、そもそも論で断ぜられる風景画を描く身ですので、その枠を超えた地平に想いを巡らせるなら、歴史や地理と言った背景などです。それらを暗示させる表現も忍ばせますので、結局は著者が言う「箱庭的」風景にはなってしまいます。

では、自身の視覚に拠らない風景を描くとして、抽象や心象という表現を選択するとしても、描く側の心地良さは取り残されます。
まさに堂々巡りの難問同。哲学の術中にはまってしまいます。

ただ、そうして目前の風景に深化を望み、しかも風光明媚で構図バッチリでも、描けないものは描けない時があります。
きっどの場合、「この風景を描きたい」となるには動機が要ります。
それは、哲学とは相容れないスピリチュアルな動機 「描くように、何かに言われている。」 ことです。
それまでガスっていた山容が急に晴れた。だとか、林の樹木に一点だけ光が当たった。だとか、山道でなぜか間違えて辿り着いた場所だった。とか、筆を握らずにはおれない瞬間がなぜかやってきます。

神様の啓示、などと書くと多少の語弊がありますが、それこそが、きっどにとって額縁を越えた風景の地平を見る瞬間かもしれない。と気付けたのは、読後、最も幸いなことでした。

哲学という難題に、スピリチュアルで返す。
きっどの浅はかな処世術全開です。(゚∀゚)

↓風景に一味違う感慨を持たせるお勧めの一冊!
『新・風景論-哲学的考察』 清水真木 著

僕の絵のなかの宇宙。さよならホーキング博士!

ショックです。
星取県がようやく記事にあがったと思ったら、ホーキング博士の訃報だなんて。。。。
3月14日だそうですね。。。言葉もないです。
宇宙物理のことはきっどの理解を超えていてどうにもなりませんが、本棚の片隅にある著作を引っ張り出し、特にコミック版のホーキング博士の偉人伝で、もう一度博士の喜怒哀楽に触れてみました。 長い間、研究お疲れさまでした!

以前、きっどの風景画には「隙間、空隙」へのこだわりがあると書きました。
閉鎖記事でいちど触れたことがありますが、思考の端部には宇宙への思いも込められています。

博士を思い浮かべながら、その記事をもう一度復活させることにしました。
テキストは起こしなおしています。 理系専門ではありませんから、種々の間違いはお許しください。

2013年5月
~風景絵画の次ステップ♪量塊に穴をあけて、先へ進もう!~として書きました。

きっどは独学のため、指南本の通りに進めていても結局行き詰まってしまいます。
学生時代のデッサンで習った「対象を量塊として」捉える方法が、繊細な風景には、技法的に破綻してしまうこともそのひとつでした。
鳥取県東部で活躍されているベテランの画家先生から引き算の考えを教えていただき、自分なりの解釈で「ボイド」の考えが一番作風になじむことがわかりました。
自然とは、じつは隙間だらけだった。という見方で、きっどの絵画は再出発したのでした。

無題2
海外のアーチストのなかには「スカイホールが大切だ」と言われる方もおられ、近い考えに思いました。
きっど的には「フォレストホール」でしょうか(T_T)
↓初めてそれらを意識した制作に取り組んだ、拙作のミニ写真もありました。

1_20130531234601.jpg

道、まだまだ半ばですが、これからも山陰の風景画を描き続けてゆきます。

嗚呼、間に合わず。。。光陽展出品の憂うつ

とうとう残すところ、わずか1日。
あさっての午前には、作品集荷のトラックがやってきます。
油彩120号の大作。どうあがいても、制作の遅れは取り戻せません。

そうなんです。今年の上野の春の光陽展出品作は、〈完璧な〉未完成状態での出品となりそうです。

今までは何とか形にして、一般の方の鑑賞にも耐えられるよう頑張りましたが、今年は限界です~o(;△;)o。

それでも、山陰支部の集荷予定日を 「その日程では間に合いませんから、今年は断念します。徹夜続きで、もう眠ってしまいたいです。」 と駄々をこね (いやもうこれは本音でした。)、集荷日が伸びました。
その手前、死んでも出品しないと支部の皆さんに顔向けできません。

思えば、全くキャンバスに向かえない年でした。

5つの肩書きに忙殺され、地域奉仕や、作品貸し出しなどの周辺事業にもまんべんなく駆り出されました。
会社勤務においても人手不足で長時間拘束。厳冬期には雪が続き、満足に家に帰れない日が続きました。

ああ。。。俺って一体。。。

とまあ、悲観していてもしょうがない!

集荷にぶち込めばゆっくり布団で眠れるではないか!!!いまはこれがすべてだあぁ!!!

というわけで、大詰めでやや錯乱ぎみのレポートをお送りしました。

毎年、上野へは帰省をかねてお上りしますが、今年は光陽展会期のすぐ後にまた関東で用事があり、資金と休日の都合で見合わせる可能性が出てきました。どうしても日程調整できず、最終判断の時期も、同時に迫っております。

↓今年度の出品作チラ見せ致します。
  きっどが描写にこだわる「隙間」(←これについては、そのうち閉鎖記事を公開いたします)
  だけど、段段、時短に傾倒しているのが、自分でも許せない。。。神々の肖像なのに。。。
河原の草むら
 河原の草むらの葉です

河原石
 河原石です。
 時間の許す限り、タッチを重ねてゆきます。

光陽展。がんばった!

最悪のてんてこ舞い。

公私共に本格的年度末。3日に一回は何かしかの締め切りがやってきます。

絵のほうの雑所得確定申告もなんとか間に合いました。

そんななか、美術公募展、光陽展の審査結果が発表。

かなり大きな賞を受賞いたしました。

ひとえに皆様のおかげさまです。ありがとうございました!


福山城の取材のこととか、記事の案件はごっそりありますが、とりあえず今日は「生きております!」

のご報告まで!

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